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子供の平熱を把握しましょう

普段からお子様の体温を測っておきましょう。
発熱（熱が高い）と思っても、子供によっては平熱の時に対して
少し高めだったりするだけの時もあります。

平熱に対して、あまり熱が変わらない子が、２度以上
あがるようでしたら、病気の可能性大です。

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熱いがいに何か症状があるかどうか、よくお子様を観察して下さい。乳幼児の時期に注意するのは、ごきげん、哺乳力、顔色、呼吸の様子などです。年長児では子どもに聞けば、ある程度わかりますが、お母さんが気にしなければならないのは、呼吸困難や嘔吐、下痢などです。子どもの症状によっては、救急車を呼ばなければならない事もありますが、そんな事は本当まれのことです。乳幼児の時は、どうしたら良いか解らない事も多いと思います。下記のようなときは、なるべく早くお医者さんに診てもらいましょう。

	①生後二ヵ月過ぎていない赤ちゃんの発熱 ②呼吸が苦しそうでミルクがちゃんと飲めない ③眠ってばかりいて、反応しない ④吐きつづけている ⑤けいれんをおこしている ⑥口びるが紫色（チアノーゼ）

熱があっても、ごきげんで、食欲があるようなら、心配無いと思っていいでしょう。

小さい赤ちゃんのうちは、体温を自分で調節する事がなかなか出来ません。
服を着せすぎると熱が上がってしまうことがあります。
こんなときは毛布やふとんをとり除いてあげ、薄着にしましょう。
又、水分を十分に与えてあげましょう。

体がほてっている時は、水枕や氷枕を使って冷やしてあげましょう。
熱が高いのに手足が冷たくて、ふるえている時は保温してあげましょう。
熱がこもりすぎないように注意して衣類を一枚多くしてやったり、足にかけるふとんを厚くしてやるなどにつとめましょう。　

注意したいのは部屋の環境を良くしてやることです。
室温は20度前後、湿度は６０～７０パーセントに保ちます。
食事は無理に食べさせようとしないで、好みに応じて消化の良いものを与えましょう。
どうしても熱が下がらない時は、熱さましを飲ませるのも仕方ない事もありますが、出来れば熱さましは使わないでお医者さんに診てもらいましょう。

熱さましを飲ませないほうが、お医者さんの診断が正しくできるからです。

高熱が出たからといって、すぐに肺炎や髄膜炎になる訳ではありません。むしろ経過をみていたほうが良い場合がほとんどです。

No.	症状	状況	考えられる病気	詳細情報
１	発熱	熱があるとき	普通感冒、インフルエンザ、肺炎、髄膜炎・脳炎、尿路感染症、中耳炎、発疹を伴う病気、川崎病新生児の一過性発熱、夏期熱	←病名をクリック

●普通感冒（急性鼻咽頭炎）ふつうかんぼう　きゅうせいぴいんとうえん

普通のかぜです。

発熱、くしゃみ、鼻汁、咽頭痛などが主な症状で、80～90パーセントはウイルスが感染しておこります。

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●インフルエンザ（流行性感冒）りゅうこうせいかんぼう

インフルエンザウイルスによる感染でおこります。

急に病気が現れてきます。
症状は初め悪寒(おかん)、頭痛で始まり、３９度前後の高い発熱を伴います。

毎年１２月から翌年３月頃までに爆発的に流行しますが、流行期間は短いので一人ひとりは過労や睡眠不足をしないように、集団的にも予防対策を徹底することが大切です。

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●肺炎　はいえん

子どもに多いのは気管支肺炎で、ウイルスや細菌の感染でおこります。

主な症状は発熱と咳ですが、顔色が悪いとか小鼻をピクピクさせて呼吸が早くなったりもします。
乳児の場合は哺乳のしかたが悪くなったら注意が必要です。

その他４～５年の周期で幼児から年長児にかけて流行するマイコプラズマ肺炎もあります。

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●髄膜炎・脳炎　ずいまくえん　のうえん

主に細菌性と無菌性の髄膜炎にわけられます。

細菌性のものは乳児に多くみられます。
症状は発熱だけで他の症状はないとか、熱はないが非常にきげんが悪いということもあります。

無菌性のものは比較的年長の子どもに多くみられ、頭痛、嘔吐が主な症状です。

生後１～２ヵ月頃までの乳児の細菌性髄膜炎は予後が悪いので注意が必要です。

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●尿路感染症　にょうろかんせんしょう

高い熱が続くのに、たいていは咳や鼻汁などかぜの症状がみられません。

おしっこの回数が多くなり、おしっこのとき痛がることがあります。

尿路に奇形があることもあるので、この病気がくり返しおこるような場合には専門医を受診する必要があります。

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●中耳炎　ちゅうじえん

耳をさわると痛がります。

耳だれが出て気づくこともあります。
尿路感染もそうですが、呼吸器の病気以外で熱がでる原因となる主な病気です。

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●発疹を伴う病気

突発性発疹（とっぱつせいほっしん）や麻疹（ましん）などでは発熱を伴います。

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●川崎病（皮膚粘膜リンパ節症候群）ひふねんまくリンパせつしょうこうぐん

４歳以下の乳幼児に多い原因不明の疾患です。

４０度前後の熱が１～２週間続きます。
発熱して３日位すると目が真赤になり、口びるは紅をさしたような色になり、舌がぶつぶつといちごのようになります。

同じ頃に躯幹（胴体の部分）や手足に発疹がでてきます。
紅斑といわれるもので水泡やかさぶたはできません。

また手足がパンパンに硬く腫れてきたり（硬性浮揚こうせいふしゅ）、頸部けいぶのリンパ腺が腫れて痛がることもあります。

心臓に異常が生じることが多いので入院して治療する必要があります。

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●新生児の一過性発熱

生後２～３日頃に感染などがないのに発熱することがあります。

乳汁を十分にとらなかったためにおこる一種の渇熱と考えられています。

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●夏期熱　かきねつ

２歳以下の乳幼児が、夏の暑い季節に体温が長期にわたって３８～３９度にも上昇するもので、からだの温度調節がまだ十分でないことによります。

涼しい部屋に移してやると平熱になります。
そのほか、悪性腫瘍、内分泌疾患、アレルギーなどと発熱を伴う病気は多種多様です。

しかし子どもの発熱のほとんどはウイルス性感染症と考えてよいでしょう。

もっと病気のことで、調べたい方は、下記サイトを参照ください。
各サイトともデーター量が豊富で、知りたい事がきっと見つかると思います。

そして、お子様が元気になりますように願っております。
パパさん、ママさん、頑張ってください！！

サイト名	サイト紹介

ここカラダ		症状から何科に行けばいいのか解るサイト。お近くの病院も見つけられます。
子どもの病気百科		小児に関する様々な病気及び症状などを各分野別にQ&A形式で閲覧できる小児科総合ページです。
子供の病気辞典		子供の病気を語句で検索出来るサイト。子供の病気はここで調べると良いでしょう。