子供辞典

高齢者福祉

いろいろな病気で出てくる症状『腹痛』

子供の腹痛は、発熱と並んでよく発生する症状です。ご両親にとって、原因が解らないと
大変心配な症状の１つです。お腹を痛がるときには、いろいろな病気が考えられ、
なかには重大な病気に掛かっていることもあると思われます。赤ちゃんは痛くても
自分で『お腹が痛い』」とは言いません。２歳位になれば、やっと『ポンポンが痛いよ～』
と言うこともあるでしょう。でも、実際には頭痛であったり、のどが痛かったりすることがあります。
ストレスからくる腹痛もあるので、専門のお医者様でも．なかなか診断がつきにくいものです。

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お腹を痛がっている子どもの様子を見るときに、気をつけなければいけないのは、「ほかにはどんな症状がでているか」ということです。とくに熱、吐き気、嘔吐（吐く）、下痢、便、顔色などは重要です。嘔吐や下痢等が見られて、飲み物等を受け付けられないくなっている時や、血便がでてチアノーゼがみられるときは、急いで専門のお医者さんに診てもらわなければなりません。

お腹を痛がっていても、元気があったり、ゲームやテレビなどの別の興味があるものをしているときは痛がらない、という場合は一度は病院に行って見てもらったほうがいいですが、緊急性は少ないと言えるでしょう。

良くある話で腹痛の原因に便秘があります。実は私も便秘症で何日か出なくて腹痛になる事が多いです・・・・お子様に『最近ウンチしてる？』って聞いてみてください。実は便秘かもしれませんから(~_~;)

No.	症状	状況	考えられる病気	詳細情報
４	腹痛	お腹が痛いとき	腸重積症、嵌頓ヘルニア、急性虫垂炎、腹膜炎、消化性潰瘍、血管性紫斑病、急性膵炎、乳児疝痛、反復性臍疝痛、アセトン血性嘔吐症、腹性てんかん起立性調節障害	←病名をクリック

●腸重積症　ちょうじゅうせきしょう　

生後から２歳までの乳幼児に多く見られる病気です。（１歳ぐらいのお子様に多いです）

乳幼児の中で最も多く発症（はっしょう）する疾患（しっかん）のひとつです。
赤ちゃんはお腹が痛くなると、急にご機嫌が悪くなり、顔色も青くなって嘔吐（おうと）することがあります。
痛みは間欠的に発生し、淀腸（かんちょう）して便をだしてあげると、ジャムやゼリーのような血便（けつべん）が出ることがあります。

これは腸が腸の中にめりこんでしまい、腸閉塞（ちょうへいそく）をおこしたためです。
主に小腸から大腸に移る部分（盲腸のあるあたり）におこり、手でそっと探るとソーセージの様な腫瘤（しゅりゅう）にふれることもあります。

高圧院腸という処置で大体は治るのですが、時には手術が必要となることもあるので、
できるだけ早く時期にお医者さんに見てもらう必要があります。

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●嵌頓ヘルニア　かんとんヘルニア　

強い腹痛と嘔吐が主な症状です。

鼠径郎（そけいぶ）から腸の一部が出てきてしまい、お腹の中に戻らなくなってしまった状態です。

外科的処置が必要な場合もありますので、お医者さんに鼠径（そけい）ヘルニアがあると言われたことのある赤ちゃんは、日頃から注意するようにしましょう。

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●急性虫垂炎、腹膜炎　きゅうせいちゅうすいえん　ふくまくえん

最初はお臍（へそ）のまわりを痛がりますが、やがて右下腹部が痛くなってしまいます。

ときに発熱や嘔吐などを伴うこともあります。
しかし、小さなお子様ではお腹のどこが痛いのか、わからない時があり、お医者さんに診断してもらうときに、わかりにくい事があります。又、大人に比べて穿孔（せんこう）という穴があいてしまいやすいので腹膜炎（ふくまくえん）をおこすことがあります。

おかしいと感じたら、早めにお医者さんに診てもらうようにしましょう。

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●消化性潰瘍　しょうかせいかいよう

ストレスによる病気です。

最近では大人ばかりでなく、子どもにも現れるようになってきており、小児の十二指腸潰瘍（じゅうにしちょうかいよう）が増加しています。

小学校５年生以上の児童に多く見られ、お腹が空いてくると腹痛を訴えます。

黒色の大便でコールタールに似ている、｢タール便｣という便が出たり、貧血になるようなときには、この病気（消化性潰瘍）の可能性が高くなります。

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●血管性紫斑病　けっかんせいしはんびょう

アレルギー反応した結果、極細い毛細血管の壁が破れてしまい、そこから血液が洩れて出血斑が出来る病気です。

原因はまだよくわかっていません。
手首や腕、脚などを中心に点状の出血斑がでますが、他に腹痛（虫垂炎）とまちがえられる事もあります。
関節内への出血が発生し、手足の関節の痛みもあります。

おなかの中にも出血するのが特徴で、強い腹痛や血便がみられます。
こういう症状がそろっていると、血管性紫斑病　（けっかんせいしはんびょう）だと断定できるのですが、
他の病気と間違える場合もあるので、血液検査や腸重積などの鑑別診断が必要になったりします。

出血斑が見られる前に腹痛だけがあることも、ときどきあります。
嘔吐、関節病、下肢のむくみなどがみられます。

ときには尿に血が混じったり血便がみられ、また腎炎を合併することも少なくありません。

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●急性膵炎　きゅうせいすいえん

流行性耳下腺炎（りゅうこうせいじかせんえん）又の名をおたふく風邪に掛かっているお子様に多く見られます。

主に右上腹部を痛がります。
急性膵炎は膵液（すいえき）の消化酵素が膵臓（すいぞう）と周辺臓器を消化してしまい炎症を発生している病気です。

膵臓（すいぞう）に炎症が起きると、消化液やホルモンの分泌がおかしくなってしまいます。
痛み方はキリキリと継続して痛みます。
吐き気や嘔吐、冷や汗、などもともないます。

ひどくなると危篤状態になってしまう事がありますので、要注意です。

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●乳児疝痛　にゅうじせんつう

生後３ヵ月頃までの赤ちゃんが、急に火がついたように、はげしく泣きだし手足をまげて腹痛を訴えるような姿勢をとります。

原因ははっきりしませんが、心身症の兆候とする考えがあり、赤ちゃんが不安を感じているときに発症するといわれています。

乳児疝痛は赤ちゃんの３ヵ月を過ぎる頃から自然に治ります。
その他に赤ちゃんがミルクアレルギーの可能性もあります。
そんな時は、アミノ酸ミルクを与えてみましょう。

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●反復性臍疝痛　はんぷくせいさいせんつう

幼児期から学童期に多くみられる病気です。

お臍（へそ）のまわりに限られた痛みを訴えます。
痛みは発作性にまたくり返しおこります。
痛みのほかに、顔面蒼白、冷汗などを伴い、まれに嘔吐（おうと）があることもあります。

小学校低学年のお子様に多く見られ、急におなかが痛くなってから、５～１０分くらい痛がり、そのあとケロっとしてます。
痛みはおへそのまわりだけで、ときどきくり返して起こります。

原因は心理的なところからきており、ストレスの原因を取り除き、気持ちをやわらいであげると良いでしょう。

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●アセトン血性嘔吐症　アセトンけっせいおうとしょう

身体に脱力感が発生し、元気がなくなってしまいます。

運動による身体の疲れが主な原因ですが、時には精神的苦痛や風邪などのをひくと発症します。

ブドウ糖と脂肪の代謝が正常に働かなくなり、血液中のアセトンという物質がたまることにより、嘔吐が激しく起こります。

吐くものがなくなったあとも、症状が続き、酸っぱいにおいがするのも特徴です。
腹痛や発熱を伴うこともあります。

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●腹性てんかん　（ふくせいてんかん）

３～１０歳の小児に多くみられ、主にお臍（へそ）の周囲の腹痛をくり返します。脳波検査をすると異常が認められます。

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● 起立性調節障害　（きりつせいちょうせつしょうがい）

小学校高学年から高校生に描けて、多くみられる病気です。

腹痛のほかに朝のの寝起きが悪い、立ちくらみ、めまい、頭痛、乗物酔いなどの不定愁訴が主な症状です。

自律神経の失調によるものと考えられています。

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もっと病気のことで、調べたい方は、下記サイトを参照ください。
各サイトともデーター量が豊富で、知りたい事がきっと見つかると思います。

そして、お子様が元気になりますように願っております。
パパさん、ママさん、頑張ってください！！

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サイト名	サイト紹介

ここカラダ		症状から何科に行けばいいのか解るサイト。お近くの病院も見つけられます。
子どもの病気百科		小児に関する様々な病気及び症状などを各分野別にQ&A形式で閲覧できる小児科総合ページです。
子供の病気辞典		子供の病気を語句で検索出来るサイト。子供の病気はここで調べると良いでしょう。